「あぶらこ(アイナメ)の味噌漬け」

  昨晩は「あぶらこ(アイナメ)」の味噌漬けを焼いたのがおかずだった。北海道積丹町で獲れたのを、妹がひと手間かけて送ってくれた。この魚の味噌漬けは初めて食べた。ホッケと銀鱈を合わせて二で割ったような味と食感だ。脂肪の多い白身で、「あぶらめ」とも呼ばれるという。晩秋から春にかけての寒い時期が旬だ。
 
小学4、5年生頃、秋になると近くの岩浜に夜釣りに行った。「あぶらこ釣り」だ。夜行性の魚なのだ。エサは岩虫やツブの身をつけた記憶がある。エサはそれぞれ喰いつきそうな独自に工夫したものを試した。2~3時間かけても一、二匹かかれば上できだった。釣れた時の引き具合はなかなかの手ごたえで、病み付きになった。
 
そんなことを思い出しながら食べ終わって、パソコンに電源を入れたらyahooニュースにこう出ていた。(福島のあぶらこが気の毒だ―)。
 
アイナメから74万ベクレル=福島第1の港、過去最大―東電(時事通信 3月15日(金)19時55分配信) 東京電力は15日、福島第1原発の港内で捕獲されたアイナメから、1キロ当たり74万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。食品基準値の7400倍で、原発事故後に捕獲された魚で最も高い。アイナメは2月21日、1~4号機の取水口付近で捕獲された。この場所は、事故直後に高濃度汚染水が流出し、拡散を防ぐため「シルトフェンス」と呼ばれる水中カーテンで区切られた内側という。これまでは51万ベクレルが最大だった。