「粒うに」で夏バテ解消へ

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 冷蔵庫の冷凍室に「粒うに」が入っている。塩で軽く一夜漬けにしたエゾムラサキウニ(ノナ)の身で、北海道積丹町の妹が送ってくれた。夏バテ気味で食がすすまない。今夜はご飯の友にこのウニを食べるつもりだ。6月解禁したウニ漁も終焉する時期。

 

 お盆で郷里・古平町に帰郷した札幌の妹が、「兄姉と三人で今年最期のウニ丼を食べてきました」とメールをくれた。観光客の車が“ウニ丼渋滞”した積丹ブルー海岸道路もまた寂しくなる。「20日盆すぎたら泳ぐなよ」、近所の爺さんが諭した。

 

 積丹町の義弟はウニ養殖の専門家だ。ウニは雑食でバナナまで食べる。当時はイタドリ(ドンゲ)の葉を与えていた。春先に海に戻す。海草を食べながら育つ。妹夫婦が今年も夏に生うにを送ってくれたので、まさしく積丹の極上うに丼をここ埼玉で食べた。

 

 そのかぶりつくような食欲がない。「ああ、美味しい!」が出ない。ここ半月は一日おきにカレーを食べてきた。とん汁、握り寿司、牛丼と食が進むようなものは何でも試してきた。昨夜もカレー、美味の兆しが少しあった。今夜粒うにで全快したい。