いくらもたらこも届いた

 鮭といくらが積丹町の妹から届いた。鮭は特大、いくらは自家製の貴重品。札幌の妹からはにしん漬け、鮭トバなど珍味類。いつも父親の出身地、江差町・五勝手屋羊羹が入っている。これらの品々を正月2日夜、家族全員が集まって美味しくいただく。

 

 いまサーモンブームでノルウェー産の品が多く流通しているらしい。鮭は好きではないがサーモン大好きという若者もいる。いくらも子どものころは筋子が主流だった。熱い白飯には筋子だろう、と言っても家人に塩分過多で却下される。

 

 郷里・古平の従弟から鱈子(たらこ)が送られてきた。やはりたらこは古平産がとくべつ美味い。子どものころニシンが来なくなって、スケソウダラの卵を漬けた、たらこで家計が成り立っていた。大晦日夜、父は12月の稼ぎを神棚に奉げた。