「今だけ、金だけ、自分だけ」

 30代友人が「今、金、自分」と言った。「20代若者の行動原理。今だけ、金だけ、自分だけが良ければいい」との見方だ。短絡的で、手っ取り早さを欲する手前勝手の考え方が強い。そう指摘した。

 

 「もちろん誰にでもあるのですが」と付け加えた。この発言を聞いていて、「今だけ、金だけ、自分だけ」は現在、普遍的なキーワードになっていると感じた。メディアをにぎわす不条理事件を解く鍵になりえる。

 

 きれいごとですまない現実の中で振り回されている若者たちの姿は、あまりにも歪んでいる。彼らが「今、金、自分」で生きていけけば、その先は狭まるだけだ。直前に世俗さと良心との葛藤があったはずだ。

 

 さっきドキュメンタリー「働かないニート」の生活を居眠りしながら観ていた。最後の方で帰ってきた息子(40代)が「この番組、観たかったんだ」と残念がった。有名なグループらしい。そうなんだぁ。