「リンゴと届いた」、「なんもなんも」
弟から「余市のリンゴ」一箱が届いた。奴が昼休みになったころ電話し
た。「届いた、ご馳走さま」、「なんもなんも」。元気な声だった。電話は
20秒で終わった。仕事頑張ってるなあ。
弟は月に一、二度、土日に仕事先の岩内町から古平町の実家に戻っ
ていらしい。これから裏積丹近海は荒れ模様がつづく。古希の身体を
大切にと願う。子ども時代、秋から冬のおやつはりんごが定番。
「♪覚えているかい故郷の村を・・・」、ラジオから三橋美智也の「リンゴ
村から」が流れていた。「♪わたしは真っ赤なリンゴです」、「♪リンゴの花
びらが~」もよく聴いていた。当時りんごは果物の王様だった。
母がリンゴ好きで4軒隣りのりんご屋さんからりんご箱で買っていた。
体に良いからと子どもたちにも勧めた。冬の冷気にリンゴは甘味を増
す。弟から届いた早生富士を兄弟二人並んで食べたい気分。