古希の“若き旅人”たち

 
 「♪君よ 夢を心に 若き旅人よ」、この曲が脳裏で聞こえた。取手のKくんが見せてくれた余市高校E組同級会の集合写真に〝仲間〟男8人、女性5名が真面目な顔で写っていた。かつてこの会で札幌のKくんが「旅人よ」(加山雄三)を歌った。
 
 高校時代から英語が得意だったKくんを尊敬していた。卒業以来の再会だった。元々好きだったこの曲をKくんが歌った。冒頭のサビのところは、まったく彼にマッチしていた。きょう取手のKくんが来訪、浦和のMくんとお昼の3人会実施。
 
 いつも行く鳩山・「ふくいち」で天ざるを食べた。Kくんが見せてくれたのが同級会の写真だった。古希を迎えた面々、皆それぞれ「まだまだ若いぞ!」とポーズしている。来年5月に余市町で全クラス会が開かれる。「古希祝い」の記念「41会」だ。
 
 石窯パンのカフェに移動してA先生の思い出、話は尽きなかった。17歳の心に戻った3人の記憶をつなぎ合わせた。あの頃は自分がこれからどうなるかなど考えもしなかった。いま坂戸で会っているのが夢のようだ。Kくんの歌声が聞こえる。