春告げ便

   昨夜積丹沖で水揚されたニシンが届いた。お礼の電話をして「かなり大きいけど、何年生?」とたずねた。妹は夫に確認して「7年生だと」の答。どおりで大型魚体なのだ。その昔ニシン黄金期には父たちは3年生から獲った遠い記憶がある。

 

 資源管理の効果でニシンの成長が守られているなら嬉しい。7年生は留年続きのボス学生ではなかった。かつて数の子以外は肥料とされたニシン、今の時代に合った活用に期待。「オスとメスを対に一袋ずつ入れたから」。わが家で産卵する? 祝春来。

 

 ベトナム・ダナンからの年始メールも届いた。日本語学校教師としてスタートを切ったTさんからのmonthlyreport。第一日目に先生5人の歓迎を受け「まずはフォーの美味しい店」に案内された。30代同僚たちのプロフィールも。

 

   年末年始休暇で近くの都市めぐりも始めた。今回はダナンの現在の空気が伝わる文章だ。「新年を飾るのは菜の花が多い」。かつて彼の奥様が言っていた。「あの人はどこに行っても生きていける人なの」。小生もしみじみそう思う。